サッカーといえば、ドリブル?パス?シュート?トラップ?
と、テクニックが連想されると思います。しかしこのテクニックは結果であって相手がいることで生まれるアートのようなものです。
アートは計算してつくることが出来ません。偶然というものが加わることで完成する、もしくは未完成になるものです。
サッカーにもファンタジスタと呼ばれた選手達がいました。まさにアーティストですね!あの魅力的なプレーは相手がいることで偶然生まれたものではないでしょうか?
しかし、この偶然を生み出すためにはベースとなるものが必要です。当然、画家の方たちは絵がめちゃくちゃ上手いです。めちゃくちゃ上手いものに偶然が加わることで魅力的なものが生まれます。
このベースはトレーニングする必要があります。
サッカーにおけるベースとは?
これは「ボールを扱う技術」「ゴールを観る」「体の向き」「ボールを置く」これらを必然にすることで相手が起こす問題により偶然が生み出される。この偶然により生み出されるのが、ドリブル、パス、シュート、トラップ、だと思います。
今の子は、この偶然で生み出されるべきものを必然という形でトレーニングしているように思います。果たしてその先に何を生み出すことができるのでしょうか?
この生み出す力があれば相手が起こす偶然によりプレーをつくることができます。そうなると、理論上はどんな相手にも勝つことができますよね。
必要なのは、プレーに持ち込む力と身体能力、運動能力、です。
今勝ちたいのであれば、テクニックを磨き上げれば良いと思います。今は勝てます。しかし未来では勝てないと思います。
これは収入にも似ています。今頑張り収入を増やそうとすると忙しくなります。その結果、他に手が回らなくなります。でも、過去に投資をすることができていれば、過去の未来にあたる今は収入が増えていると思います。何十年か前に「金持ち父さんと貧乏父さん」というようなタイトルの本が流行ったと思います。時間を今と未来に対してどれくらい使うのか?配分はとても大切です。
今を積み上げた先には今しかありません。今の姿が未来の姿、ということになります。今無駄に思えるようなことにどれくらいの時間を投資するのか?によって未来は変わってきます。
これはサッカーも同じです!