サッカーコートの絵を見て不思議に思ったことはありませんか?ゴールエリアやペナルティーエリアなどの長方形に明確なサイズが書いてありません。ジュニアのペナルティーエリアだとポスト横から12mそこから垂直に12mとなっていると思います。横の長さが39mとはあまり書いてないと思います。
ジュニアのゴールサイズ5mと両脇12mを足したものがペナルティーエリア横幅になります。ゴールエリアも同じで両脇の4mにゴールサイズ5mを足したものがゴールエリアです。
特に調べたわけではないので詳しくは知りませんが、この条件からコートを書くとなると当然ゴールを先に置くことになります。
ゴールがあり、ゴールポスト脇から4m、そこから垂直に4m、それを左右結んだものがゴールエリアで、同じようにゴールポスト脇から12m、そこから垂直に12m、それを左右結んだものがペナルティーエリアです。
ということは?
ゴールの両脇に4mの正方形、12mの正方形があるということがわかると思います。各エリアにはゴール前の長方形に加え、左右の正方形、この三つの図形イメージを持つことが出来ると思います。
そうなると守備はどうなりますか?攻撃はどうなりますか?ゴール前の長方形をどのように使うのか?その脇の正方形をどのように使うのか?ということになりませんか?
でも、現在は効率を求めてコートにゴールを置いていると思います。それではこんなことに気付くことが出来ません。
この図形を書くためには、垂直を出す必要があります。そこでは二等辺三角形の書き方、三角関数なども使います。おそらく、4m×4mの対角線を測ることになればそれが4:4:5.6であることがわかると思います。では12m×12mであれば対角線が約17mです。次回からはこの三角形を使えば良いのかもしれません。
あれ?これ比率的には1:1:√2だよね?という頭のいい人がいれば、三角関数の世界に入っていくとになると思います。
体験することは学びとなり、それは教育につながります。
教育に使われているものは、体験から学び得たものをアウトプットした概念にすぎません。だから、教育を受け入れるためには、自分自身が体験し学ぶことが重要なのです。そしてさらに、自分自身が概念を生み出すために必要なのは、教育ではなく体験ということになります。
ペナルティーエリアは左右12m×12mの正方形と5m×12mの長方形である!
これがサッカーコートを作ることで得られる概念です。ここから戦術を作ることもできるでしょう。ペナルティーエリアの12mの正方形ではどのような攻撃をするのか?またどのような守備をするのか?では5mの長方形ではどのような攻撃をしてどのような守備をするのか?という感じです。
単なる長方形のペナルティーエリアとして捉えてしまえば曖昧になることもペナルティーエリアを書くことでその捉え方、考え方も変わってくるはずです。そしてこれを選手が体験し知っていれば監督の戦術もすんなり伝わることでしょう。
もしかするとサッカーコートを書くこと自体が「ヘルプ」になってしまっているのかもしれません。「ヘルプではなくサポート」これを実践することもなかなか難しいです。
目の前に広がるサッカーはどのカテゴリーでも退屈でつまらないものになっているように思います。言語でプログラムすることが可能でそこでのミスを怒られるサッカーでは面白いわけありません。「人がやっていない」ここに気が付かないのかなー?
サッカーだけでもこのようなことがたくさん起きています。子供達が体験する機会を教育が奪っているわけです。結局は大人が何を選び子供に何を与えるのか、で子供の未来は決まります。習い事のほとんどが教育になっていませんか?