ハッキリ言っておきます。サッカーのトレーニングは間違えています。サッカーだけではないと思います。
人がサッカーをやっているので、人を育てなければ何も意味がありません。逆に人が育てばサッカーのトレーニング時間はとても短くなります。
主体性が身につくと圧倒的に守備、プレスが良くなります。tierraの、というより私のフィロソフィーは「リアクションではなくアクション!」です。これは主体的なプレーを求めています。
相手が何かしようとするから、自分が何かをするのではなく、自らが自分の考えで動き出します。だから、ボールを奪えます。
例えば、「相手の利き足を規制して」と守備をオーダーを出すとします。一般的には言われた通り利き足を規制すると思います。しかし、ティエラの子達はプレスをかけてボールを奪います。
わかりますか?
子供達は、基準が自分にあります。だから、状況を見て奪えると思ったらまず奪いに行きます。これが正しい形だと思います。人から言われたことを忠実にやっていても意味がないですよね?目的は何ですか?ということです。
人間は何かを「アウトプット」します。これは多くの場合、目で見ることが出来ますので、真似するかもしれません。よくありますよね?メッシのドリブルはこうやる!的なものです。必死に練習しても全く意味がありません。
自然体でアウトプットされるから意味があるのであって考えて狙ってやってるようでは通用するわけがありません。ある情報が人を介してアウトプットされるものがプレーです。そのプレーを目で見て逆にインプットしてどうするのでしょうか?
これを皆やるのであれば、単純な話としてスピードが速い子の勝ちです。
そうではなく「人を介する」というところが重要なんです。これは同じ人が存在しない以上、唯一無二のアウトプットを生み出します。そのためには情報をインプットをする環境が必要になります。
鬼ごっこ、というものからインプットされ、そこで得られた情報が人を介して処理され、ドリブルという形でアウトプットされます。これは真似をすることが出来ないものです。
人のアウトプットをトレーニングしている人が多すぎですよね。人のアウトプットをどんなに努力してトレーニングしても絶対に勝てないと思います。
日本全国津々浦々で間違えてると思います。トレーニングは自然に近い環境でインプットする機会です。