本気の遊びを手に入れろ!

本当にサッカーが上手くなりたいのであれば!

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チームの方ではあまりテクニックのトレーニングは行いませんが、さすがに暑いのでのんびりテクニックのトレーニングを行いました。この気温で強度をあげてはいけません!危険です。

サッカーがなぜ上手くならないのか?これは簡単です。初めに教える内容を間違えているからです。

産まれてすぐの赤ちゃんにステーキを食べさせる人は多分いないと思います。いくら大人がステーキを美味しそうに食べてるからと言っても赤ちゃんにはあげませんね。これは赤ちゃんに準備ができていないからです。

サッカーも同じですよ?

いきなり「ドリブル」を与えればプレーはおかしくなります。

サッカーでよく言われる脳の発達にはいくつかの段階があります。まずは「ボールと私」というボールとの関係性の理解です。次に「ボールと私と相手」となり「ボールと私と相手と味方」となって「チームとチーム」になります。

ドリブルを教えている人が想定しているのは「ボールと私と相手」という段階にあたると思います。でも「ボールと私」という段階をすっ飛ばすことにもなります。これは一般的にいう「早期教育」の弊害と同じです。

エビデンスはありませんが、この辺の基礎をすっ飛ばして得た経験では本質的な理解が伴わずモヤモヤしたものが残り頭が使えるようになる中学生の時にイライラするのではないか?と思っています。強めの反抗期ですね。

サッカーの基本は何か?というとボールを蹴っ飛ばすことです。

シュートです。

サッカーはゴールを取り合うわけですから当然シュートが必要です。シンプルに考えればシュートを打ちますよね?より強く!より正確に!などと思えば蹴り方を工夫すると思います。それには「ボールを置く」必要も出てきます。いろいろなキックをたくさん体験すれば「ボールを置く」は自然と身につきます。ついでに「ゴールを観る」も身につきますよね?ゴールにキックするわけですから!

今度は相手が出現します。ボールを置いても相手が邪魔をします。だから、相手の邪魔をなんとかしなければなりません。フェイントなのか?ボールを動かすのか?逃げるのか?いろいろ選択肢があると思います。移動したいのですから、ドリブルです。でも移動した先では何をするのか?それはキックですね!

だから、ドリブルの先でも「ボールを置く」必要があります。なぜ運ぶのか?ということです。これが抜けてますよね。

自分1人でできなければ、味方を使えば良いですね。というように脳の発達に合わせて自然とサッカーになっていきます。

大人がサッカーというものを見てそこにあるものを子供に教えようと努力すればするほど、子供のサッカーは壊れると思います。ステーキと同じです。

「目の前の選手に合わせる」「現象ではなく原因」「ヘルプではなくサポート」などなどいろいろな言葉があります。大きな声ではいえませんが、大人がサッカーをビジネスに変えて、大人が子供のサッカーを邪魔しているだけです。

広場で空き缶などをボールで狙う、友達とボールを蹴り合う、そんなことをたくさん体験していれば自然とサッカーは上手くなります。何もしなくても。でもこうなるとサッカーの育成ビジネスは崩壊します。環境だけあれば良くて必要ありません。

サッカーの育成ビジネスは、大人が現象を持ち込み基礎のない子供達に早期教育を行うことで無限の課題を生み出すことで成り立っていると思います。「土用の丑の日」「クリスマス」「恵方巻き」「バレンタインデー」などと同じく作られたものです。

サッカーは転がるボール、浮いたボール、速いボール、遅いボール、曲がったボール、などいろいろなキックで遊んでいれば上手くなります。

こんなこと?と思ってしまうのであれば、もう早期教育の無限ループにはまっています。

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