サッカーというものの中だけで考えていると多くのことを見落とします。
人は生きるために食べなければなりません。そうなるとこの「食べること」へ特化しているのでは?ということに気付きます。食べるために「五感」があります。というのが私の考えです。
魚を捕まえることも「食べること」に繋がっています。自然な形で五感が刺激されています。
魚を捕まえるためには、まず魚の選択肢を減らすことが必要です。広いところに進行させないことです。これは「ゴールを守る」ことであり、プレーの原則でいうと、プレス、遅らせる、コンパクト、ということです。
次に魚を獲りやすいところに誘導します。誘導させる時に全ての選択肢を奪ってしまうと魚は何とかして脱出しようと動き回ります。こうなると逃げられます。だから、規制をして向かうところを限定するわけです。魚は獲りやすいところに誘導されます。これは「規制限定」ですね。ワンサイドカットもこれと同じです。
そしたら、ヤスで魚を突きます!「ボールを奪う」ということです。
これらがとてつもなく上手く、フィジカル的、体格的に優れている人がセンターバックで守備においてはセンターバックが最高峰のプレーヤーです。
人間は生きるために食べなければなりませんので、食べるために脳は特化しています。五感というもので食べ物を捉えます。
学びは五感によるインプットです。運動は体によるアウトプットです。単純な話として「魚を獲る」などの狩猟の要素は人間を最も進化させます。
「魚を獲る」ということとサッカーにおける「守備」はアナロジーで繋がっています。守備トレーニングは脳の発達、体を操作する上でとても有効です。
だから、夏場に魚を獲る経験を積めば、サッカーの守備が上手くなっていくわけですね!