「子供達がただ遊んでいるだけ」この活動に保護者がお金を払うことが出来るのであれば子供は育つでしょう。そんな会話をある保護者としていたら「都内にはありますよ」と。
都心との距離によって情報の差はつきますね。
ここ入間市ではまだ不可能でしょう。でも、すでにやっている地域もある、ある程度スタンダードになってきているのも事実ですね。
ちょっと考えればわかります。
子供が自由に会話しているところに「静かにしろ!」「話を聞け!」なんで大人がいたら自己が育つわけないですよね?
子供達は自分を語りたくて我慢ができません。自分のことを話して人の反応を見て自分を固めていく時期です。そんな時に「静かにしろ!」と静止されてしまっては成長を止めているのと同じです。脳の発達は12歳までが顕著なのに。
何かを自由に取り組むことは、いろいろなチャレンジができることでもあります。
主体性や自立を目指す上でとても大切なプロセスです。
「人は14歳まで違う生き物です。」これくらいの認識が必要だと思います。
14歳前後に脳の使い方が明らかに変化します。感覚的から論理的に変わっていきます。
学びというのは五感によるインプットです。だから14歳までは何も考えずに体験を繰り返すべきです。その体験で獲得した「気付き」は14歳以降であらゆる概念、論理的な情報と辻褄を合わせる上で役立ちます。道を歩くように当たり前に理解をしていくことが出来ます。
14歳以前でありながら、すでに14歳以降でやるようなことに取り組んでいる人もいます。私はこれを「夢を叶えられない状態」と認識しています。
なぜなら、「習慣」というものはかけた時間と同じ時間をかけて抜くことが必要だからです。
論理的な情報と自分自身の思考の辻褄が合わない場合、先に進むことが出来ません。「分からない」という状態です。
そうなると「学び」が必要となりますが、6年間かけて習慣にしてしまっていると、高校卒業まで抜くことが出来ません。
中3の受験の時に「夢を目指す」必要がありますので間に合ってません。だから学力の高いところに行こうとするわけですが、結局は「夢を叶える」どころではないと思います。
小学生の6年間、子供達はアイデンティティーが形成されていません。外部からコントロールが容易にできる時期です。
この時期に大人の知識が足りずに変な習慣を付けてしまえば子供の将来は「歯車」になってしまいます。
サッカーを習うことで、サッカーを習わない、そもそも習い事に通ってない子の方が優秀だったりします。本来はサッカーをわざわざやっているのですから、一般的な子より優秀でなければ無駄な努力になってしまいます。
この6年間で子供の人生が固まります。