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守備の個人戦術

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11人制からの守備は結構難しくなります。

難しいというのは8人制に比べて、やること、考えること、その準備の種類が格段に増えることを指します。

8人制はゲームの中でさほど複雑な守備が求められるようなシーンは生まれません。ボールを喰らい付いていればなんとかなります。しかし、11人制になるとそうではなくなります。

ボールを奪いに行くのか?行かないのか?時間を作るのか?その方法としてプレッシャーを掛けるのか?スペースを埋めるのか?などなど、その場で選択する方法は多岐に渡りその選択次第ではチームがカオスに陥ります。

「こういう状況だからこうする」

このような論理的思考では間に合いません。感覚的に判断できるようになっていかないとどこかで計算を間違えます。

重要な視点の一つが「2ラインの守備」です。

これさえ分かっていれば、とりあえずはなんとかなります。この「2ラインの守備」は「チャレカバ」のことでもあります。しかし、チャレカバは自分含めて2人以上必要です。2人以上が「2ラインの守備」を理解できている必要があります。

そのため、8人制のジュニアでは、1人で2ラインの守備をしていろいろなケースを体験しておく必要があります。

プレス、相手を遅らせる、規制限定、ボディーコンタクト、ドジング、距離感、などなど多くのポイントを理解しながら反復する必要があります。闇雲にプレスだけを求めも無駄です。

1人で2ラインの守備のような形が作れれば今後、グループ戦術、チーム戦術、となっていった時にも良い守備ができるでしょう。

「現象ではなく原因」指導者がアプローチするのは目につきやすい「現象」ではなく未来が進化する「原因」です。

「気が付いたら上手くなっている」こういう現象が起こります。

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