よく指導実践で起こる現象ですが、守備トレーニングをした時に守備が良くなり過ぎて攻撃が全く成立しなくなってしまうことがあります。
時間があれば、攻撃にも指摘をしていきますが、指導実践では6分とか時間制限があります。まあ、テーマを落とし込めればそれで良いか、となってしまいがちです。
日頃のトレーニングでは勿体無いので、攻守ともに上げてしまいます。
今回は守備トレーニングですが、その前に攻撃のトレーニングを行います。攻撃力を上げてからそれを守備で止めに行きます。
攻撃って何ですか?
この質問に答えることができなければ落とし込むことなど不可能です。コンセプトと言います。
私が定義する攻撃のコンセプトは目の前にいる子供達以外には教えることはありません。それぐらい決定的なことです。私の目の前にいる子供達を勝たせます。おのおの指導者に教えてもらってください。
攻撃はこういうもの、ということが理解できれば、これはこうだからダメなんだ、と納得し始めます。これを繰り返せば恐ろしいほどの判断力を身につけることができます。
このシーンでこのようなプレーをするとこれは”ボールを失う”に局面が移行する。だから、移行するのか?移行させないのか?これはその選手の選択によります。移行させた方が良い場合もあります。
戦術と簡単に口にしますが、戦術はとてつもなく難しいものです。多くの人が言っているのは単なる形です。
4局面のサーキュレーションをどのようなスピードで、どこで、誰が、いつ、、、回すのか?そして、これを狙うことで何が生まれるのか?だからどうするのか?という設計です。
これらを実行する選手が4局面すら理解していないのであれば、戦術どころではないですよね。
攻守のせめぎ合いは”主導権争い”です。トランジションはあくまで移行の局面であり、ある種の結果です。結果を得るためには攻守のコンセプトが非常に重要になります。
サッカーは4曲面です。まず、4局面をしっかり理解しトレーニングしましょう。