ゲームのようにやり込めばそのゲームだけは上手くなっていきます。いつしかサッカーもそんなものになってしまいました。
ファストフードから始まり、ファストファッション、スポーツまでもファスト化してしまいました。
AIが世界を乗っ取る準備は完了でしょうか。
そんな中、人として、生き物として、立ち向かっているのがここティエラです。
時間がかかりましたが、ついに見えてきました。
世の中の人は目で見たものしか評価しません。そのものがその形であることを認識し、それと同じかどうかをジャッジします。
しかし、目に見えるものは物事の結果によるものです。
指導の現場では”現象ではなく原因”と言います。
理由があってその形になっているので、形を分解して見てその要素を育ててその形に近づけるのが育成です。
見た形をそのまま真似てどうにかしたものはファストファッションと同じです。
ファスト化で得られる結果は、能力によります。能力が高ければそれで勝ちます。その結果も目で見ていますのでそのまま評価するでしょう。
ティエラの子達は、ここにきて、この見えているものが同じように見えるようになってきました。見たものを真似ている様子と一つ一つ積み上げることで生まれる様子が同じ見た目になってきました。要は何気なくやるプレーが普通の人が見ても良いと判断できるレベルになってきました。違いは真似ているものが少し幼稚に映ることです。
メッシの真似をしてメッシになれるわけありません。本物と偽物の違いは外見ではなくその中身です。
Fortniteのゲームの解説動画をみてFortniteをやるのと同じようにサッカーのハウツー動画を見ていませんか?まさにファスト化です。
それではどんなに時間とお金をかけてもサッカーはFortniteと同じくらいにしか役に立っていません。
生きる喜びを知るためには、人の行動に対する循環と物事の循環を合わせた姿を知ることが重要です。そうすればサッカーは楽しく、人生も楽しくなります。全て同じことですよ。