今年は少し趣向を変えて、より個に対する成長にフォーカスしてみました。
高麗川は2日前の雨によりいつもよりも増水していたため、鮎を投網でとる、という目的は残念ながら叶いませんでした。子供達曰く一尾投網の中にいたそうですが逃げてしまったそうです。残念。
代わりに川を散策し、増水による流れの強さを体験したり、目視による危険箇所の確認を行いました。
特に危険なのは砂地の凹地です。ここは流れがありませんが、深く足をつけても凹地なため踏ん張りが効きません。また水温も低いです。絶対に近づいてはならないことを説明し、足が取れれる様を体験してもらいました。
その後は、ポップコーン用のコーンを炙ってポップコーンを作ったり、ウインナーを焼いたり、持参にしたおにぎりを食べたり、スイカを食べたり、と食べることを満喫しました。
ポップコーンはこの日のために、干して乾燥させていたものです。ポンっと弾けた時は少し感動しました!
川が増水して流れがあるのであれば、流れることはできます。安全な場所を探して子供達は何度も川を流れてきました。
川を切り上げ、道の駅でソフトクリームを食べたり、味噌ポテトを食べたり、味覚をさらに楽しんだ後は、畑に移動して、ナス、トマト、カボチャ、ゴーヤ、ピーマン、などを収穫し持って帰ってもらいました。
かなりいろいろな体験を通して五感を刺激できたと思います。
川では、自分たちが普段行っている活動、体験と学校でやっている学習がどのように関わっているのか、例を出しながら問答ゲームをしてみました。少し分かったと言っていましたが、中学生になり関数を習う辺りからこれらの体験を持つとそうでない子の差が生まれてくると思います。
小学生の間はテストで点を取る必要はないと思います。取ろうと思えば簡単に取れます。しかし、高校生にもなると簡単ではなくなります。この時点で理解ができる必要があるため、小学生は体験に全振りしたほうが良いと思います。
これは普段やっている内容をより深く体験し、学習をつなげる課外学習です。言い換えれば、中学生で習う関数を体験するものです。
子供達には可能性しかありません。大人達が導けるかどうかです。