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技術的なトレーニングの必要性

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誰でも技術的なレベルを上げたい、という願望があるかもしれません。しかし、よく考えた方が良いですよ。

技術的なトレーニングを行う場合、体のどの筋肉がどのように動き、どのような役割を果たしているのか、言語化しながら進めます。

よく”つま先立ち“という言葉を聞きます。これはつま先で立てば良いわけで話はありません。厳密には母指球などの指球と指で体を安定させます。目的は何かというと”アキレス腱”の緊張を誘発するためです。踵を地面につけてはいけない、というわけではなく着いても良いです。

アキレス腱が伸ばされているのであればそれで良いわけです。なぜそうするかというと、それにより四頭筋が反応するからです。

ブレーキ筋である四頭筋が推進力として使われます。

それ以前にはハムストリングを中心とするアクセル筋を使えていなければ話になりません。

このようなことができて初めて、守備の姿勢が作られたりします。また、GKであればプレジャンプの狙いと原理です。

全て同じように原理があります。単純にドリブル、と言ってもそこには結構多くの身体操作が含まれています。シュートやキック、全て同じです。

ではこんなことを他人が教えることができるでしょうか?

これは出来ません。なぜなら教えることができるレベルであれば出来ています。”出来ていない”ということは”知らない”ということですので、理解ができません。

技術的なトレーニングは自分で行う必要があります。それには知識を求める知的好奇心が必要です。

とどのつまり、脳が発達していなければ不可能ということです。脳の発達は12歳前後でほぼ終わります。なるべく年齢が小さなうちに刺激を与え発達させることができれば高校生くらいで先ほど解説したようなトレーニングを始めます。

少し前に大谷選手が高校時代に書いていた160km/hのストレートを投げるために、というマンダラートをまとめていたと思います。正にアレです。

ブラジル人は日本人のように蹴り方などをトレーニングしない、と言っています。要するにどうやるかなどどうでもいいんです。とにかくやっていればなんか気がつきます。ここにこう当てるとボールが曲がる!とか。

それ体験を持って高校世代に力学的な観点から形を想像してトレーニングすれば一流に近づけます。

本当にプロ選手になりたいのであれば出鱈目なトレーニングをするのではなく、しっかりとした知識を身につけ、その時期に獲得すべきものを整理して獲得していった方が確率は高くなります。

脳、内臓、骨、と13歳までに人生における成長を全うするものがあります。そして15歳に自我が形成されます。

出鱈目なトレーニングに時間とお金と可能性を消費している場合ではない!と思って眺めています。

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