どうしたら上手くなると思いますか?
それがわかれば苦労がない!と思うかもしれませんが、それが原因です。
上手くならない理由が分からない、これが上手くならない原因です。
終わり
と言いたいところですが少しヒントを残しておきます。上手くならない理由が分からないのは単なる知識不足です。
知識がない中で模索してもろくなことになりません。サバイバルを想像してみるとおそらくパニックを起こして長生きできません。
なぜ知識がないのか?それは学習能力がないからです。いろいろな本を読み、動画を見て研究して、また実際の試合を見て分析して、それでも分からなければ学習能力が足りません。この場合、学習を諦めることが先決です。
何も学習だけが答えに辿り着く方法ではありません。
自分で色々とやってみれば自ずとなるほどね!というタイミングが訪れます。では、それはどういうことなのか?と知的探求心が芽生えれば学習することもできるでしょう。
例えば、インサイドキック。これはどのようなポイントが考えられますか?
足の甲の内側にボールをヒットさせる、土踏まずの上あたりの骨にヒットする、またはくるぶしあたりの骨を使う、この辺は個人差もあることでしょう。
さらに足を振り上げキネマティックリンクをテイクバックで使う、フォロースルーでしっかりとボールを押し出す、など少し専門的な知識を使うこともできるでしょう。
では、そのエネルギーはどこから得るのですか?
そもそも、ボールを押し出すエネルギーはどこから得るのでしょう?当然エネルギーが必要です。
人体から発生させるエネルギーはたかが知れています。息をフーッと吐いてみる。これは人体から発生していると言えるでしょう。デコピンも言えるかな?大したもんではないです。
ではどこから力を得るのか?それは重力とその半力ですね。人体は倍力機構です。重力で得た力を反力として入力し力を数倍に増やしていきます。
ではインサイドキックのポイントは?
そもそも軸足が力を得ること、その力を蹴る足に伝達することが出来なければ上手くなるわけありません。
人体の力を使って速いボールを蹴ろうとすると股関節を痛めてみたり、ボールがずれたり、とあまり良いことがありません。
この状態でムキになってトレーニングして何か良いことがあるでしょうか?これは無駄な努力です。
しっかりと足から力を得ること、その力を伝達すること、これがベースです。現代人はスマホのように何だかアプリをインストールすれば何でもできるような気になっていますが、そんな能力の高い子は滅多にいません。皆、全く体を使えていません。
だからここには大きなチャンスがあります。
“インサイドキックが上手くなりたいんですけど?”という質問に”一本下駄を履くと良いよ!”と答えたときに”あーなるほど!”と答えることができる人は知識があります。しかし、なぜ?と頭に?が浮かんでしまう人は知識がありません。
上手くならないのは知らないからです。
そしてこれからの世界では不思議な言葉が飛び交います。それは”多様性”この言葉で”知らない”ということを認める、という可笑しな、ある種の諦めにも似た判断が生まれ、知らない人に関わることが出来なくなります。
ゆとり教育がスタートした時から世界は動き出しここから数年で大きく変化していくと思います。知識の広さ深さの差、賢さの差、IQの差、いろいろな言葉で表現できますが、勝ち負けはハッキリ分かれます。
未来に向けて知識を得て理解した上で育成をしたほうが良いと思います。