サッカーが、というより地球上で人が運動する上で重要なポイントはそんなに多くありません。
まず、力は地面から得ています。これは人が空を飛べないことで分かります。地面との設置点から上へ力が流れます。その力は関節により伝達され、その力の放出も関節によって行われます。
効率よく地面から力を得ること、そして関節により力を流すこと、これが力を使うコツです。力を流すためには脱力が必要で、その様子をキネマティックリンクと言います。
ボクサーは細い人が多いですが、パンチ力はあります。これらが理由です。
プロレスにはジャーマンスープレックスという技があります。巨体が投げられてしまうのもこれが理由です。
そのためこの2つが上手ければサッカーも上手い、ということになります。
そして、地面から得た力を伝達する動きとして、オープンモーションとクローズモーションというものが存在します。基本的はこれしかありません。
あとの動きはオープンとクローズのモーションを部分的人掛け合わせて作られています。
二軸動作はオープンからクローズモーションに入ればバランスを崩してそうなります。ロングキックはオープンでもクローズでも状況によりどちらでも良いですが、フォロースルーが必要です。最終的には腹斜筋あたりを使うんでしょうか。フォロースルーと一言で言ってもそれは膝下の振りだけとは限りません。そのために何が動いているのか?別にあります。
ロングキックは体の可動域やコアの能力など個人差があります。各々のセンスによる形ですね。
ボレーシュートはなかなか面白いです。これは逆足を使ったクローズモーションです。
というように力をどれくらい上手く活用できるのか?これが運動能力です。まずはこれを上げていく必要があります。上げてから他のことに取り組みます。
サッカーでいう、ボールを触る足のトレーニングは運動能力が高い子がやらないと全く意味がありません。力を得られていないのに無理やり再現しようとすれば力みます。
まずやることがある。これに気付くためには知識が必要で理解も必要です。
50mを7秒で走る人と6秒で走る人、5秒台で走っちゃう人、同じ感覚な訳ありません。7秒で走る人には全く理解出来ない世界があります。この思い込みからの脱却が第一歩で親が子に思い込みを強制してしまえば、、、ね。