土曜日ではオンだけではなくオフについてトレーニングを行います。
例えば、ボールをA君が持っていたとしてその目の前にいる相手A’君との関係性を一対一とすると、ボールを持っていないB君と相手B’君との関係性は何になるのでしょう?
これも一対一ですよね!ボールがあろうとなかろうと一対一は一対一です。
小学生が取り組んでいる8人制サッカーでは2-3-2のシステムで相手と対峙することでピッチ上全てのポジションで一対一が発生するように考えられています。要するにトレーニングするべき一対一はオンとオフ、両方のプレーが求められているわけです。
実際には各チームでシステムを工夫して数的優位や劣位を作って闘いやすくしていると思います。自ずとオフザボールのプレーは複雑になっていきます。
このオフのプレーはとても重要でW杯でのコスタリカ戦のようにブロックを作られた時にその質が問われることになると思います。オンだけでは崩せないのでオフで崩す必要が出てきます。
このオフのプレーはとても奥深く上手くなるとおそらく体の向き、半歩動くなど、絶妙なポジション、動作で相手を剥がすことができるようになると思います。相手から消えるプレーです。
そのためには小学生から何を狙えばよいのかを理解し狙い続けること、どうすれば上手くいくのか、などトライ&エラーを繰り返す必要があります。半歩踏み出してから逆に走り出す!首を振ってから動き出す!など多くのテクニックを獲得することになるでしょう。
サッカーの試合では多くの時間がオフのプレーになります。攻撃のオフ、そのオフに対する守備、ここはかなり重要な要素です。
今回はオンがバイタルエリアへ侵入した後、FWが相手最終ラインを突破するシーンを想定しトレーニングしました。ゲームでもDFライン背後を取れるようになってきたので継続して経験値を積んでもらいます!