写真にあるようなシーンで攻撃出来るようになるのが土曜日トレーニングの目的です。
オンがフリーでボールを持ちオフにはプレッシャーがある状態です。しかし、この攻撃が圧倒的に有利な状態でボールを失うシーンがあります。
なぜ何も出来ないのか?それはオフのプレーがないからです。ジュニアの指導現場ではボールを持つオンに対する指導の割合が大きいと思います。しかしこれはオンが最強でなければ意味がありません。
誰が相手であってもボールを失わない、のであればオンにこだわり抜いてもいいと思います。でも多くの場合、相手の運動能力が自分より高ければボールを失うシーンが増えてきます。特にジュニア世代は発育の時期に差があるのでそれは難しくなってきます。
オフのプレーはオンのプレーよりも経験値の積み上げが必要になります。また、プレースピードが速くなり判断スピードが追いつかなくなるとトレーニングが難しくなってしまいます。
そうなると、自動化されたテクニックを身につけるしか方法がなくなります。オンでは流行りのドリブル塾的なもの、オフではダイヤゴナルランなどの形だけを身につけることになってくると思います。果たしてこれで良いのか?
ジュニア世代ではプレースピードがそんなに速くありません。勝ち負けが生活に影響したり、テクニックが完成しているわけでもありません。だからこそ、じっくりと経験値を積み上げることができると思います。
ジュニア世代では多くのテクニックの獲得よりも経験値の積み上げの方が重要だと思っています。
どのような状況で、何をして、どのようなタイミングを、誰と誰が、どこを何を狙うのか?というところを多く経験すれば将来いろいろなシーンで活躍できる選手になると思います!