tierraでは「機会の平等」を掲げてイベントを開催しています。今はサッカーを習う上でも結構お金がかかります。だから、みんなが自由に取り組める環境がどんどん減っているように感じています。子供達の機会が平等でなければ将来同じ土俵で競うことが難しくなってしまいます。いろいろな体験を作り出し、将来子供達が良い思い出として何かの形で生かしてくれることを期待しています。
このような思いに賛同頂き、マドハンズ様、明治安田生命様、浅見鉄工様、増田園様、にご協賛頂きました。また、tierraの保護者の皆様も率先してお手伝い頂き安全かつスムーズにイベントを実施することが出来ました。誠にありがとうございました!
このようにスポンサー様をはじめ多くの方のご協力の元、子供達の体験、笑顔を作ることが出来ました。毎月とはいきませんが2ヶ月に一回程度このようなイベントを開催し多くの体験を生み出していきたいと思います。
1月は「餅つき」に関わる体験と、野菜を蒸すこと、焼くこと、ボールを蹴ってみること、お茶を楽しむこと、などを体験できるように計画しました。
今回、餅つきを企画、準備するにあたり、私の両親より少し上の世代の先輩方とお話しすると「餅つきの時に餅米を味見させてもらった」という話をよく聞きました。「その時食べた餅米が美味しかった!忘れられない」またつきたてのお餅を臼からちぎり味見した思い出、餅つをつく、のし餅を作る苦労、などなど子供の時に体験したことをよく覚えていらっしゃいます。
それだけ強烈な思い出なんだろう、と思います。そのような先輩方は「食べることのありがたさを実感できるのよ!」「ぜひお子さん達に餅つきを体験させて欲しい」と応援までして頂きました。
今回は飯能市にある浅見鉄工様に薪ストーブをご貸して頂き、じゃがいもやさつまいもをオーブンで焼いて提供することが出来ました。
餅米を蒸すために使った蒸し器もそうですが、ストーブでも蒸す、焼く、という単純な調理でも家でやるのとは全く違う味に仕上がります。子供達には、外で食べるじゃがバター、さつまいも(バター)の味を覚えておいてもらって将来自分の子供や地域の子供達に体験させてくれるような循環が生まれたら最高だと思います。
ボールを蹴る体験では「サッカーゴルフ」を準備してみました。やってみるきっかけは「ホールにボールが入ったらお菓子をあげる」だったのですが、徐々に「ホールに入れたい!」というように目的が変わってきてボールを蹴ることを楽しんでくれているようでした。
サッカーを文化にするためには、このようなグラスルーツ活動も行い「ボールを蹴ったことがある」「まっすぐ蹴ることは難しい」など体験をしてもらうことも大切だと思います。このような経験を持ってもらうことで、足でボールを扱い狙ったところにボールを蹴るサッカー選手への思いも変わってくるのではないか、と思っています。
今回のイベントで行ったような、みんなでご飯の準備をして、待っている間に何かで遊んで、ご飯を食べる。このような当たり前の流れをtierraのトレーニングにも取り込んでいきたいと思います。
次回は、習字をして、凧を作って、飛ばして、何かを食べます!お楽しみに!