オンのトレーニングは1対1だったり、ドリブル、コントロールだったりとボール中心のトレーニングになります。ここで注意が必要となるのはサッカーはチームスポーツである、という視点です。
この視点が抜けるとせっかく技術を磨いても自分より強い相手に対して通用しなくなります。
昔から人は狩りをします。マンモスのように人より大きく強い動物も生きるために捕獲してきました。狩りはチームで行います。サッカーも同じです。自分1人で相手に向かっていく選手になってしまうとチームとタイミングが合わなくなってしまいます。狩りはタイミングが重要です。
狩りの時、相手に攻撃されそうになったら防御をします。自分に対して相手が背を向けるのであれば相手を攻撃すると思います。味方がおとりになることもあるでしょう。役割を予め決めておいてもいいかもしれません。
というようなことは誰でも知っていると思います。サッカーもこれと同じです。当たり前のことを当たり前にやれば通用します。なぜなら相手はマンモスよりは弱い存在「人」だからでそこにはルールも存在するからです。
サッカーという狭い範囲ではなく、もっと広い範囲で捉えればそこには誰でも知っている常識があります。それが法則であり見るべき原因です。サッカーは現象に囚われすぎているように感じます。
だから、日本にはサッカーは上手いけど、生きるのが下手なプロ選手が多いのではないかと思います。これは逆で、生きるのが上手いからサッカーも上手い、というプロ選手が生まれてくれば世界と闘えると思います。tierraではこのような人の育成をしております。
さて、サッカー話に戻しましょう。オンのトレーニングはそんなに多くのことをやる必要もありません。少しの法則を教えてあげればあとは子供達が自分で考えていろいろやってくれます。
tierraで教えているのは、守る、覗く、切り返す、騙す、タイミングをずらす、という5つだけです。たったこれだけで子供達はサイド攻撃を生み出し得点をあげてしまいます!