プレーの原則の1番初めにあるのは「突破」です。突破は攻撃の時に最優先となるプレーですが、運動能力の差がないと子供達には難しいかもしれません。
突破は相手より運動能力が高ければ簡単にできます。逆に相手より運動能力が低ければ突破は激ムズのプレーになります。
攻撃のプレーにおいて、最も重要なプレーが激ムズになってしまっては、それはサッカー人口が増えないんじゃないか?と思ったりもします。
しかし、運動能力に頼らずとも突破は誰でも出来るようになります。
そのためには、突破とは何を狙うのか?という突破の定義をしてあげる必要があると思います。
ここを単なる競争にしてしまうと足が速い子だけが活躍することになります。例えば、50m走で1秒程度差がある相手に対して何度勝負を挑んでも勝てないと思います。突破も単なる競争なら残念ながら、これと同じで何度やっても勝つことはありません。
ボールを受ける時も同じです。仮にFWよりDFの方が速ければFWはゴールに向かうことが出来なくなります。ではどうするか?おそらく勝つためには運動能力が高い子を集めることになると思います。
しかし、世界で1番早いなら問題ありませんが、どの子もどこかで負けます。そこが限界になってしまってはどうにもなりません。
だから、頭を使う必要が出てきます。サッカーは陸上競技とは異なり、スタートを知らせる鉄砲はなりません。また、ゴールテープもありません。だから、誰でも勝つことができるわけです。
元日本代表のある選手も海外のある選手に触ることもできなかった、と言っているように運動能力の闘い以外にやることはあります。
ナンバーワンではなくオンリーワンで良いということですね!