「コミュニケーション能力」社会生活で最も必要となるのはこれだと思います。
自分がやりたいことをやる、ことは素晴らしいことです。しかし、隣の人もそう思っているでしょうし、前にいる人もそう思っていると思います。そこで、あなたがやりたいことをやりましょう、と妥協してしまうと自分がつまらなくなってしまいます。自分が、という主体性が必要です。
しかし、そこで自分の意見だけを強く押せば他の人にはストレスになってしまいます。ここで重要なのは協調性です。
自分のやりたいことをやりつつも他の人がやりたいことも受け入れることが出来れば多くの人が楽しめる結果となります。
今日はそんなシーンが生まれました。かなり難しい課題です。でもその場に大人が立てばこんな現象すら起きなくなります。大人の「やりなさい!」の一言で終わってしまいます。
苦労している子供達に共通しているのは「目的」を持てていないことです。ここでは「何をするのか?」ということが目的になってきますがその主張がありません。そのために、他の人と共有することがなくなってしまい、自分の中にあるやりたいことをやる、という他から見ると自分勝手ととられるような行動になっていきます。
周りの子達はその子と一緒に遊べるよう、声をかけたり、その行動によって冷めてしまった子に対して、調整を試みたり、といろいろとチャレンジしてくれました。
これは大人であっても難しく多くの場合は何らかの力の差を使ったハラスメントで解決することになると思います。社会で起こっているハラスメントをみるとコミュニケーション能力は大人にも備わっていないと思います。
しかし、これからはよりグローバル社会になっていくのは間違いありません。海外で活躍できる人材に不可欠なのはコミュニケーション能力に他なりません。その上で言語能力を身につける必要があります。
このような一見無駄に思えるような時間は子供の発育にとってとても重要だと思っています。
大人がやってあげられるのは「自分が何をやりたいのか伝えてみなよ」と声をかけてみんなの意見を集めて話し合い、遊ぶ内容「目的」を共有してもらうことです。「目的」を共有できたら、あとは自分が楽しむこと、目的に対して逸脱しないこと、という単純なルールで遊びは成立してくると思います。
これはサッカーのゲームで行われていることと全く同じですね!