土曜日なのでオンとオフ、オフとオフの関わりについてのトレーニングです。中央突破をするためにオンが何を考え、オフがどこにポジションを取り、どんなタイミングを共有するのか?ということがとても大切になります。先日大学生相手に行ったトレーニングでもあります。詳しくはお近くのB級指導者に聞いてみてください。8人制サッカーのキモでもあると思います。
さて、ブロックトレーニングとは、よく見かけるパス&コントロールやドリブルなどテクニックを切り取り反復機会を増やした個人の質を高めるトレーニングです。一般的にどこでも行われていると思います。
グランドでは「真面目にやれ!」「遊ぶな!」と大人の怒号?が飛び交ったりしてませんか?このトレーニングはとても大切で間違いなく個人の質を上げることができます。しかも誰にでも教えることが出来て効果も抜群です。
しかし、受け手を選びます。人のせいにせず、「自分に常に矢印を向けられる子」だけがこのトレーニングで伸びていきます。それ以外の子達は大人に怒られてるのではないでしょうか?
強いチームのトレーニングを単純に真似しても強くはなりません。原因はここです。子供達が「自分に矢印が向いてない」からです。
tierraでは自分に矢印を向けてもらうために活動オフを設定して時間を作ったり、コーチングで少し誘導や刺激をしたり、自主練が始まるのをじっくり待っています。
童話の「北風と太陽」と同じです。
旅人は風や暑さではコートを脱ぎません。
外力で無理にやらせようとしても子供はやりません。自分からやろうとしない限りそんなことをやっても意味がありません。大人が時間に追われて焦って時短をしようとすると怒鳴ることになります。それは指導ではなく調教になってしまいます。
そんなブロックトレーニングは楽しくもなく、子供達が伸びることはありません。あくまで大人の一時的な自己満足になってしまいます。ランダムトレーニング、ゲームの方が遥かに効果的です。
無理にブロックトレーニングを押し付けるといい加減に繰り返すので変な習慣が身についてしまったり、そもそもブロックトレーニングをやろう!という気が生まれません。サッカーと同じように、漢字練習をしたり、英語の単語を覚えたり出来てますか?同じですよね?
tierraでは待ちます。子供達の様子を見ます。タイミングを見計らってブロックトレーニングをしたり、チームの方では自主練の様子をみてパーソナルトレーニングも行います。その子は一気に上手くなると思います!
強いチームでサッカーがやりたい!というのは他人任せでもあります。確かに自分に矢印が向いている子の近くにいればそのようになるかもしれません。これは他人との比較でストレスがかかった上でそうならざる得ない必然性でそうなっていくのである種の習慣化だと思います。本物ではないと思います。
一人一人違うので時間がかかる子もいます。そんな時は時間をかければいいと思います。ここでは、自分に矢印を向け自ら成長を求める選手を育てます。いつしかJ下部組織に育成力で勝ちバルサのようなクラブを作ります!