エイプリルフール企画というわけではなく埼玉県では4月から10月にかけて4種リーグというものが開催されます。tierraのある西部地区では8チーム程度でブロック分けされて予選を行い上位チームが県大会へと駒を進めます。
この大会は主に6年生を対象にある種の集大成と位置付けられていると思います。4/9の第1節マッチデーの直前に当たるタイミングで宮前サッカークラブさん、NU広谷サッカー少年団さん、にもご理解をいただき審判無しのTMをやらせて頂きました。
目的は大きく分けて2つあります。
一つ目は、選手たちのルールの理解です。自信を持ってプレーするためにはファールであるか無いかをしっかりと把握している必要があります。
迷ってプレーを止めることなくプレーを続けること、集中することは良いプレーに繋がってくると思います。逆にこれは自分との闘いでもあります。笛が鳴らないのであればファールをしても良い、というわけではありません。自分に甘さがあるとファールをします。サッカーにルールがある以上はルールの範囲内で工夫することも必要です。
二つ目は、審判のことを考える機会です。普段何気なくTMであっても当たり前のように笛が鳴ります。子供達のサッカーは笛に守られています。
もしその笛がなかったら?自分たちで安全を確保しなければならない、ということになります。審判がいなければ危険なプレーを罰してくれることはありません。その危険なプレーをするかどうかも自分の判断です。
TM後に子供達にやりやすかった?と聞いてみるとやりづらかった!という回答が多くありました。
ルールを気にしてサッカーをすると集中するのも難しくなります。審判がいてジャッジしてくれるからこそ、サッカーを楽しむことに専念できる。その審判の判定に文句を言うとなると、自分がジャッジしているわけですから審判がいないのと同じです。やはりサッカーに集中するのが難しくなってしまうと思います。
埼玉県サッカー協会には「文句を言わない」というフラッグバナーが掲げられていますが、サッカーを楽しむためには大切なことだと思います。
また、これらの要素を網羅するものとしてもストリートサッカーや遊びは有効な手段です。審判はいませんし、相手もお友達です。やっていいこと、悪いこと、の判断が身に付きます。サッカーでも集中して遊ぶことができます。
こんなことを狙って今回は審判無しのTMを行いました。どの選手も4種リーグでの素晴らしいプレーに期待しています。交流のあるチームさんの結果もとても気になりますね!