努力って難しいですよ。例えば、大人の目から見ると子供の行動には甘いところがたくさんあり、指摘したくなるようなこともたくさんあると思います。
実際今は指摘しまくっている世の中です。
少年サッカーではGKの質が高ければ、またFPのキック力、質があれば、大体の試合は勝てると思います。
だから、大人がトレーニングの環境をつくると思いますし、それを大人が与えると思います。
ここには大きな問題があります。それは本人が「それが必要である」ということ体験していないので本心から必要性を認めていないことです。
これは子育ての中でよく言われる「ヘルプではなくサポート」という言葉が当てはまると思います。少年サッカーはほぼ全てこのような環境になっています。大人が大人からお金をもらい子供に何かを教える場です。
そうなると、それを習得するための「努力」というものはそれを提供する大人の範疇を出ることがなくなります。想像できる範囲内の努力、これは意味がありません。なぜなら、そんなことは誰でもできるからです。だから「無駄である」と認識すればニートになります。間違いではないと思います。
本物は一般的な努力の先にある努力をする人たちです。多くのケースは、人が何かを教えてそれをなぞるように取り組むことが「努力」と定義されていると思います。そんなわけないですね。
人は一人一人違うのですから違う人から学んだ同じ方法で何かを獲得できるわけありません。努力は自分で方法を作る必要があります。
そのためには何が必要かというと、努力をトレーニングすることが必要です。しかし、簡単な体験機会は、大人が干渉して全て奪ってしまいます。これは早期教育の欠点ですね。
例えば、高校生になった子の勉強を手伝うことが出来ますか?大学の内容はどうでしょうか?年代が上がるにつれてアドバイスも難しくなると思います。だから、自分で乗り越えなければならなくなります。しかし、努力の仕方を知らなければ?ということです。
小学生のサッカーは、素人が見ても何がダメかくらいわかると思います。ドリブルが上手くなれば!ということです。しかし、それをやってしまえば、子供が将来に渡り失うものが大きくなります。
サッカーも上手い人はたくさんいます。でも努力の先を語る人はYoutubeの中にはあまりいなくないですか?みなさん口を揃えていうことは「努力が足りなかった」ということです。努力が足りなかったのでしょうか?私はそうは思っていなく、みなさんとても努力されていたと思います。
勉強系のYoutubeだとどうですか?みなさん、独自の勉強法を披露したりしていませんか?これが努力の先にある努力だと思います。その方法は一人一人違うもので真似しても上手くいかないと思います。なぜなら、それはたまたま上手く行ったという偶然が関わっているからです。
「成功はアート、失敗はサイエンス」この言葉はあるYoutubeの番組でオンデーズの田中さんがおっしゃっていたものです。まさにそういうことだと思います。
成功させたいのであれば、目の前に見えているものに大人が反応するのではなく、子供にそれに気付かせる必要があります。これができる人を指導者と呼びます。
足りないテクニックを教えるのことは素人でもできます。これは目に見えているからです。でも、これをやると「努力が足りなかった」という未来が待っています。
「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」
人が変わっているので気が付けないのかと思いますが、どれくらい繰り返せば気付くのでしょうか?
子供が伸びないのは全て大人が原因です。子供達は可能性しかありません!