育成にとってとても大切なヒントです。多くの場合は「桶屋」に干渉していると思います。目に見えるのは「桶」ですよね。
しかし、儲かる理由は「風が吹く」という偶然です。儲かるのであれば努力するでしょう。だそして儲かるのであれば桶屋の競争が生まれます。から桶の質を上げる必要性も出てくるでしょう。
多くの環境は、桶屋、桶に干渉しています。しかし、風が吹いてないんですよ?風は偶然です。偶然には再現性がありません。
これが全てです。なぜ努力をしないのか?それは偶然を掴んでいないからです。なぜ偶然を掴めないのか?それはタイミングであり運がないからです。
だから指導者がいるわけですね。
指導者は偶然を必然に変えることが出来ます。これはトレーニングの計画です。そして必然の中で起きた現象に気付くきっかけをつくります。それがコーチングです。
なぜ上手くならないのか?これはすごく単純です。偶然が起こらない桶屋に他人が干渉して無駄な投資をさせているからに他なりません。
これはいろいろな言葉で表されます。「ヘルプではなくサポート」「現象ではなく原因」ということですね。
ティエラには指導者がいます。指導者は風が吹くように環境を作ります。時にそれは環境そのものであり、トレーニングを指します。だから、大人が何か指図せずとも子供達は勝手に動き出します。サッカーのプレーはサッカーの原理原則、プレーの原則、などなど多くの基準に近づいていきます。これら基準は、ある種の答えですから、やっていれば自分の力で答えに辿り着きます。
桶屋が儲かる体験は成功体験と言えます。そして儲かれば努力しますよね?これが努力ですね。
それらに向かう体験量を増やすことが出来れば再現性を上げることが出来、自然に上手くなります。目に見える桶に干渉するのは誰にでも出来ます。それを解説者と言ったりします。
指導者は必然的に風を吹かせることができる人です。そして風が原因であると見抜くことができる人です。
解説者にサッカーを習っても、桶がデコレーションされるだけでサッカーは上手くなりません。これを読んで保護者の方が理解できれば、そのお子さんは伸びると思います。あくまで環境を選んでいるのは保護者です。
単に桶をデコるのか?桶屋に成長を気が付かせるのか?どちらを望むのか?ということになります。
最終的には自分が望んで、自分が目指す桶をブラッシュアップしていくことになります。これが極める人の特徴だと思います。
ティエラはそんな活動です。