夏の釣り合宿〈1日目前半戦〉

今年はチームの6年生2名を連れて海へ釣り合宿に行って来ました。この2人の子は当初仲が悪くよく喧嘩をしていました。喧嘩の理由は「ルールを守らない子vsルールに縛られている子」という感じでしょうか。

この対極的な個性がぶつかりよく揉めていたのが懐かしいですね。ドッジボールをやると内野でボールをぶつけられたルール無視の子は、外野に行くふりをしてしれっと内野に戻って来ます。そうすると！揉め始めますね。

断るごとに揉めるため、一時は「あいつがいるとヤダ！」と言ったりしていました。私はそんな様子を見ながらも見ぬふりをしてしばらくの期間観察していました。

なんとなーく関係に変化が生まれて来たのはサッカーの試合でしょうか。GKとして体を張るシーンや攻撃的なポジションでボールを目指すシーン、各々のプレーを見ることでお互いが認め始めました。

そんなこともあり、この2人に声を掛け海で船に乗って釣りをしよう！ということになりした。

この合宿はスポンサーのマドハンズさんのご協力によって実現しました。本当にありがとうございます！

出発は午前1時です。釣船屋に着いたのが4時半ごろ、そこから積み込み海に出ました。あいにく天気ではありましたが波はなく船はさほど揺れませんでした。

まず取り組んだのはサビキ釣りです。餌となるアジを釣ります。針が沢山ついているので上手くやると一気に5、6匹釣ることができます。カマスや小鯖、なども釣れましたがアジはなかなか釣れませんでした。この日はそうだ鰹がアジの群れを追っていたらしく、なかなか餌が集まりません。そんな中でも子供達はアジをよく釣っていました。初めは「コーチ外して！」と言って来ましたが、何度か外すところを見て自分で外せるようになっていましたね！

今度は、このアジを使って泳がせ釣りをします。アジに針をつけて海底から1-2m付近で泳がせます。そうすると、ヒラメやハタが食いつきます。でもあまり底に近づけてしまうと根掛かりして仕掛けを失います。定期的に棚を調整であたりを待ちます。この日は残念ながら根魚を釣ることは出来ませんでした。

今度はサビキでそのまま泳がせてそれを狙う青物を狙います。そうだ鰹ばかりが釣れる中、子供がカンパチを釣ることができました。この日で最も美味しい魚です。釣船屋さんのホームページにもこの日の釣果報告としてこの子が写真付きで紹介されていました。良い思い出ですね。

大雨の中での釣りはとても大変でしたがとても良い経験です。船から降りて釣船屋さんに自分たちで声を掛けて着替えさせてもらっていました。

まだまだサポートは必要ですが、自分達で出来ることは自分たちでやっていました。こんな感じで1日目の釣りを終えました。

このあとはカンパチを釣った子のリクエストによりマクドナルドで昼食をとってキャンプ場を探します。

そうです、キャンプ場はこれから探します！続く