「ずる賢さ」と訳されるマリーシア。
過去には「日本にはマリーシアが足りない」なんてことも言われたりしました。
この南米系の「マリーシア」という言葉と欧州系の「発明家と労働者」という言葉は同じロジックです。これは同じことを言っていると思います。
何を言っているのか?というと「サッカーはコンタクトスポーツ」だよ、だけど解決策があるよ!」ということを言っています。
サッカーは人生に置き換えられたり、将棋に似ていたりします。これも同じです。要するに邪魔をしてくる相手がいるスポーツだということです。
ボールを蹴ろうとしても蹴らせてくれません。
これが全てですね。野球であればスイングを固めたり、動体視力を高めたり、反応速度を早めたり、球を打つために準備することができます。ピッチャーも同じです。これは、打つこと、投げること、自体は邪魔されることがないからです。
しかしサッカーはそうは行きません。ボールを蹴ろうとしても蹴らせてくれません。
だから、ボールを蹴れる状況を作らなければなりませんね。
ここに必要となってくるのがマリーシアです。やろうとすることが出来るように持っていく力ですね。
よく考えてください!ここをテクニックやスピードで誤魔化していませんか?ということです。私はここに育成の課題があると思っています。
ボールをこうやってこうやれば相手を抜けるよね!というのは違います。相手よりも早熟でスピードの差でズレを作るのもマリーシアではありません。これはコンタクトスポーツではないスポーツと同じようにサッカーを捉えた結果生まれているものです。
オンザボール、オフザボール共にマリーシアは必要です。どのようにボールをゴールに持っていくのか?どのようにボールを受けるのか?ここにはマリーシアが必要です。
この先にはテクニックがあり独自のプレーに繋がっていきます。ここまで出来るのであれば、これはもう経営者、投資家、起業家、と同じ思考ですね。事業を起こすためには、コンタクトスポーツと同じようなシーンがたくさんあります。意図しなくとも邪魔がたくさんいます。
サッカーのテクニックというのはサッカーにしか使えませんが、マリーシアは経営などにも使えます。
ティエラではマリーシアをトレーニングし教えている、とも言えます。
マリーシアを身につけたい人はぜひ!