本気の遊びを手に入れろ!

「ボールを置く」という魔法

Widget Area

「ボールを置く」というのはサッカーにおいてとても大切な概念です。

運動能力が優っている子は必要性を全く感じることがないと思います。でも、先日のアジア大会のU22代表戦の決勝のように質で上回る韓国代表に対して何もやらせてもらえなかったことを見ると絶対必要ですね。

質の高い相手というのは必ずいます。

相手の質が高いから勝てない、ということでは通用しません。今まで勝っていたとしても単なる弱いものいじめの構図です。これはサッカーに限った話ではありません。

質の高い相手に勝つためには、「ボールを置く」ことが必須です。スペインの小柄な選手達が良い例です。

ボールを置くことで、味方と繋がり、この繋がりをアドバンテージとしてボールを動かすことが出来ます。スムーズにボールを置くためには予め味方と繋がっていたほうが良いです。

これは「オフとオフ」のつながりを指しています。B級課題ですね。

B級のトレーニングを受けていない限りこの範囲を指導することが出来ないので、それはそれでしょうがないという感じになります。しかし、出来れば小学生のうちにこれらを体験した方が飲み込みが早いと思います。

選手同様指導者も自分自身を超える必要があります。チューター(インストラクター)に指摘をされながら自分というものを一度崩壊させてもう一度積み上げていく作業が不可欠です。選手も今は時代的にパワハラなんて言われてしまいますが、俗にいう「しごき」のようなものを受けて他人に限界を引き出してもらう必要があります。

いずれにせよ、この「しごき」を歓迎出来る個人に育っていなければ話にならないと思います。今の時代だと、SNSなどもあり視覚的な情報だけで誤解を招き、「しごき」は不可能なのではないかと思っています。

だから、自分自身で限界を超えていく必要が出て来ますが、これは他人の手を借りないので今よりも自分という存在にフォーカスする必要があります。とてもハードルが高いです。

「自分に矢印を向ける」

ドリブルなどは簡単にテクニックで誤魔化すことが出来ますが、本物には通用しません。本物のスピードは想像を超えています。本当に速いですよ。

だから地道に経験を積んだ方が良いと思っています。サッカーは判断の連続です。何も考えずに当たり前に素晴らしい判断を連続出来なければ試合には勝てません。

小学生の時なら時間的に一つ一つ丁寧に積み上げることはが出来ます。目に見える現象に対処するのではなく、未来を頭で見て行動できる大人が近くにいなければ導くことは不可能だと思います。

「ボールを置く」これさえ出来れば3人目の動きも勝手に生まれます。なぜなら「ボールを置く」は現象ではなく原因だからです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です