脳の発達については全ての活動において取り組んでいます。脳の発達にとって重要なのは火曜日の活動です。
失敗を恐れないこと、自分と他人との違いを認めること、他人(概念)やいろいろな概念とコミュニケーションを取ること、これらが重要です。
ここでは個人そのものよりは、少しサッカーの話になります。
少年サッカーでは現在8人制が導入されています。これはボールに触れる機会、主に対人機会を増やすことが目的です。そのため、戦術的に何かをするというのはオーガナイズからみるとナンセンスになります。
前日では「ボールを置く」という概念についてトレーニングしました。今回のトレーニングは「ボールを置く」ことが出来ない、という状況です。
相手を剥がさない限り「ボールを置く」ことが出来ません。端的に言うと相手を抜く必要があるわけです。
「ボールを置く」では「観る」ことが重要になります。広い視野です。逆に置けないのであれば「見る」ことが重要です。フォーカスした狭い視野です。この視野の違いがポイントになります。
相手を抜くためには「スピード」が必要です。この「スピード」は1-2m程度の一瞬のスピードです。これがなければ「ボールを置く」時間を作ることが出来ません。
足が速い子と遅い子とで何が違うのか?と言うと力の得方が全く異なります。足が速い子は自分で足を引き上げるので腸腰筋が発達します。海外の人たちはこうですね!
では足の遅い子はと言うと地面を蹴ります。踏ん張ると言うか、足で地面を強く押して力を得ようとします。これは体の使い方として間違いです。こんな子がつま先立ちなどをしてしまったら膝やふくらはぎを壊してしまいます。
ももを引き上げるから動きが軽やかに映るのです。動きがこうなるようにまずここをトレーニングしています。
次に左右色違いのソックスを渡して履いてもらっています。これはアイキャッチです。自然と目が行くようにしています。
ドリブルのテクニックはいろいろとありますが、特にそんなものを身につける必要はありません。相手の足を見れば良いだけです。これらを全て無視して型としてドリルルをしている子がほとんどですが相手の守備能力が上がれば捕まります。
さて、止った状態から動くためには足を踏ん張る、力を入れる必要があります。そのため、それを見てボールを動かせば良いと言うことになります。相手のレベルが上がり、膝抜きなどノーモーションで力を入れずに動き出せるようならフェイントを使えば良いですね。フェイントにより、相手の足を動かすことが出来れば良いだけです。相手との距離間は体験していけば掴めます。
まずボールをどこに置くのか?置けるのか?置けないなら?、、、という形でプレーしていきます。
「ゴールを観る→プレー→ゴールを観る」この繰り返しですね!
小学生年代では、「ボールを置く」「相手を抜く」が身に付き、その逆の守備が出来てグループ戦術の体験があればOKです。この二つの現象は「ドライブ」「ビート」という形で視覚化されます。
最終的の一流の選手になるためには自分を高めていくことが求められますが、それは脳の発達によりますので別のトレーニングが必要です。