チームの方でも守備の個人戦術を固めています。固めていると言っても個々に違うので取り組んでもらっている、の方が適切です。
守備にも「プレーの原則」というものがあります。
①プレス②遅らせる③コンパクト④バランス⑤コントロール
だったと思います。JFAのジャパンズウェイのページに詳しく載っています。これは日本サッカーのプレーモデルです。
じゃあ、日本サッカーって何?これは日本代表です。要はトップトップのプレーモデルなのでいきなり真似ても上手くいきっこありません。物事には順序がありますね。
運動能力は高校生になるまではかなり変化があります。あまり、小学生での評価は当てになりません。身長(骨)次第で全く能力は変わっていきます。
今やるべきは何なのか?目の前にいる子供達を見てそれを指導者がわかっていない限り導くことはできません。
サッカーには相手がいます。相手の運動能力の方が上回っているのに無理なプレスをさせれば簡単にかわされてしまいます。積極的にプレスに行くことは良いことです。問題はそれが主体的であるかどうかです。「行け!」と言われているのであればそれは難しいですね。
どのようにしたらボールを奪えるのか?これを考えることから始めなければなりません。
守備というのは「盾」ですね。攻撃は「剣」です。どちらが動くのかというと当然剣が飛んでくるから盾を構えるわけです。それが右からくるのであればそちらに構えるでしょう。
当たり前の話ですが、剣を見ない限り盾をどのようにどの位置に構えれば良いのかは定まりません。
相手を見ないと!
これがわかっている子はほとんどいません。
あの子の時はこう守ろう、この子はこうしてくるからこう守ろうかな、というように自らが策にはめにいかなければ主導権を取れません。
ボールを奪う、ということは同時に攻撃の開始を意味します。この一瞬のスピードがあれば一気に相手のカオスを作ることができます。
ボールの奪いどころがわかれば、ね。
チームでは守備の個人戦術に取り組んでもらっています。