守備についてどれくらいのことを知っていますか?
4局面で守備的な要素と言えは”守備”と”奪う”です。4局面でいう守備とは”ゴールを守る”ことを指します。奪うは”ボールを奪う”ことです。
ゴールを守るとは失点しないことです。
ボールを奪うことではありません。さてさて、ボールを奪いに行って失点しまていませんか?という疑問が生まれます。
小学生に見られる多くの失点シーンは、守備をしない、もしくは出来ない状況で生まれます。端的に表現すればゴールを守れていない、のが原因です。
8人制サッカーの設計上、C級指導者の視野の範囲、ボールを中心としたプレー機会の確保が優先されます。そのため、4局面でいうところの失うと奪うというトランジションにフォーカスしたサッカーになります。それはそれで良いと思いますが、果たして人はそんなに都合よく解釈できるのか?という議論が足りていないような気がします。
11人制になって突然、攻撃と守備という局面の重要性がクローズアップされていきます。しかしながら、6年間トランジションのサッカーをしていた人がそのサッカー、習慣を脱却するのに6年間かかることをお忘れではないですか?
だから、小学生の6年間で4局面を理解しておく必要があるわけです。
攻撃の対になるのは守備です。
攻撃も守備も無いサッカーが小学生のサッカーになってしまっている可能性が高いです。
相手がドリブルで仕掛けてきているのであれば、相反する守備者は守備をしなければなりません。ゴールを守るプレーが必要です。何でもかんでもボールを奪うことを優先していませんか?
奪うためには”奪う状況”を作る必要があります。その状況とはどんなものでしょう?どのような定義、コンセプトが守備であり、何がトリガー、アラートとなりますか?
闇雲にボールに喰らいつくのも重要ですが、プレーの原則にあるように自制も守備に求められる重要な要素です。
守備が出来ていますか?