ドリブルやトラップなどテクニック系のスクールなど流行っています。
テクニックを磨き、質を上げれば頭が空っぽであってもサッカーはできます。しかし、頭が空っぽのサッカーを見せられてもとても退屈です。
今はのサッカーはとてもつまらないです。
人の脳は効率を得ると非効率を排除します。相手を騙し、スペースに持ち出す、このようなプレーは、スペースを認知することで可能になるある種のスーパーなものです。
これを獲得するためには、ボールを置き、相手を認識して時間軸による相手の変化を見極めスペースにボールを運ばなければなりません。このやり取りが面白い訳ですよ。
しかし、そのプレーを見てそれ自体の質を上げようという発想が生まれてきます。そしてこれには需要がありお金でお求めになりやすいですね。
よーーーく考えれば分かりますが、そんなことをやったら一流になれる訳ないでしょ!
質を上げて勝てる相手は自分より劣る相手だけです。そしてその方法で勝てる人はナショナルトレセンにいると思います。でも、そんな人でも世界では負けるかもしれません。
誰よりも努力が必要?そんな訳ないです。それは二流の考え方です。一流は努力などしなくても勝てます。
昔高校野球の解説で落合さんがアナウンサーから「この選手は素振りを毎日欠かさずやっているそうです」と伝えられたところ「そんなやつはダメですね」というような感じで答えていました。これが真理です。
選ばれた人たちだけが一流になる!という訳ではありません。大人によって”努力をしなければならない”や”質を上げなければならない” と呪いをかけられることで二流に落ちます。
子供達はみんな一流になる可能性を秘めています。二流のことしか知らない大人がその世界に引き込んでしまうことが問題です。
フェイントやボールの持ち方などを人から習い、出来だようなつもりになっている人は勘違いをしています。それによって判断機会を失い、頭空っぽでとにかく質だけあげれば良いと勘違いを起こし、強い相手に負けると努力が足りない、というマインドに陥り自分を苦しめて生きることになります。
何やってるんだろう?