よく出来ないことがあると”努力が足りない”と言ったりしますが、これは間違いです。
出来ないのは”センスがない”からです。
センスとは感覚のことですが”五感”によって養われる脳の機能です。これが足りないことが原因です。だからいくらやっても出来るわけありません。
よく、脳トレなどをやると脳が活性化するのか?という質問が投げかけられていますが、著名な有識者は”ただそれが上手くなるだけ“と言っています。
同じことをくり返ぜは”それだけは”出来ます。
今の時代、出来ると評価されている子は”それだけはできる”の数が多い子です。これはAIに置き換えることが出来ますから将来的に1番困るのはこういう子になると思います。
私は、習字を書けば賞をもらい、作文を書けば表彰され、絵を描けば表彰され、ドリブルすれば独走し、という感じで何をやっても出来ました。特に何か努力した覚えはありません。ただ、やっただけです。しかし、こうやってやるんだ!と言われて練習したらサッカーは下手になりました。
“出来るやつ”とはこういう感じです。
私の場合は好きではなかったのでそれ以上求めてトレーニングをすることもなく辞めましたが、自分に向き合いやれば伸びたと思います。
私は自分経験上知っています。
出来ないことを努力するのではなく、出来るようになるのを待つしかない、ということを。
だからいろいろな体験をしてもらって子供たちの様子を見ながらコーチングでサポートし何となーく導いています。側から見たら変化すら分からないと思います。
この日のトレーニングではドリブルの身体操作と相手と対峙した時の考え方を伝え何度か反復しました。
なんてことないですね。やっぱり一回やれば出来ます。反復して身につけるのは単なるテクニックです。子供達がやっているのはプレーです。
この差が分からないとスタートすることすらできません。