この日は2つ素晴らしい出来事がありました。
一つはある子がゴールを決めたことです。ガッツポーズを見れば一目瞭然です。この体験で獲得した感情の爆発はとても良い財産になると思います。
もう一つはある子が審判を始めたことです。サッカーをするのは苦手だけれどもどうやら審判は楽しいようです。責任感を持ってルールを設定してジャッジをしてくれました。お陰でゲームが円滑でした。
子供達が積極的に何かに興味を持ちながら取り組むことでこのような素晴らしい出来事が生まれていきます。
トレーニングでやっていることも”見てみて!”と自主トレーニングした成果を披露してくれます。これも自信につながっていき自尊心を育みます。
小さな子供達は自分に自信を持つことがとても大切です。これはゲーム脳からの脱却にも繋がります。
多くの大人、Jリーグの監督、選手であってもゲーム脳を疑うような言動、振る舞いをする方がいます。ゲーム脳が悪いわけではありません。
しかし、サッカーを人がするのでなく、人がサッカーをやるべきです。
分かりやすい例として、Youtubeなどではゲーム実況というジャンルがあります。人気があるのは狩野英孝さんです。見ていてとても楽しいですね!
これは狩野さんがゲームをやっているから楽しい、ということです。そのゲームの攻略法が知りたいから見ているわけではありません。
いつしかサッカーは、攻略法を知りたい人向けのものになってしまいました。
メッシが、ロナウドが、エムバペが、サッカーをやっているから見たいわけですね。
前薗さんがテレビに出るから観たいわけです。
ゲーム脳になってしまうと、戦術に偏ったり、ルールに拘束されたりします。まさにそういう時代ですね。
サッカーはその人の人生を表現する一つの手段です。ここを間違えてはいけません。