ティエラがずっと目指していたのはブラジルのストリートサッカーの姿です。今はアフリカのストリートサッカーかもしれません。
年齢や性別に関係なく”サッカー”に人が集まり、みんなで楽しくボールを追いかける。
そんな姿を目指して活動してきました。ここにきて、やっとそのような姿が見えるようになってきました。素晴らしいです!
完全なるストリートというわけではなく、少し導いている部分もあります。これは時間をかけてじっくりと伸ばすイメージです。
このストリートサッカーというものは非常に多くの要素が複雑に絡みあって構成されます。これはまるでバクテリアから肉食動物、植物まで、あらゆる生物が関わる自然環境によく似ています。
今は農業も自然を失っています。何もない土に必要となる肥料を入れて薬で害を取り除く、そして大量に収穫する。
そうではなく、土を耕すことなく自然に植物や昆虫が育ち、それを鳥や小動物などが捕食する。その糞や尿が土に還元される。そんな複雑な環境は誰かが作ったものではなく自然に形作られたものです。
育成の課題は大人達が黙ってられないことです。
“急がば回れ”所詮、年代により獲得できることを獲得できていなければ先で通用するわけがありません。
この姿は投資によく似ています。非上場企業に出資をしてその会社が上場した場合、かなり多くのリターンが発生します。掛けた金額よりもリターンが大きい。育成も掛けた時間より効果が大きい、こんなイメージです。
せっせと毎日、売り買いを繰り返していても目の前の時間を失い忙しいだけ、出資を済ませ日常を生きている人に抜かれます。
なんだかこれは割にあいません。
ドリブルなど含め運動面は教えない方が伸びます。これは間違いありません。親指、小指、止まる、などと教えてしまうと本当に獲得しなければならない動作を獲得できません。
ブランド品で着飾っていても格好の悪い人はいます。要は、ブランド品も誰がきているのか?が重要です。
これを育てるのはストリートサッカーのような全てを包括する環境です。