体験量

何かを反復練習して上手くなる、これが多くの人の想像するトレーニングだと思います。

これは合っているけれど間違ってもいます。

注意すべき点は”ルール”です。ルールを設定することで”何か”は範囲を限定されます。要はルールの中でやったものだけ上達する、という状態を作り出します。

そのため指導者はオーガナイズを設定します。これは日本語で表すなら環境になると思います。直訳は計画など少し整理されるようなものになります。

ニュアンスは少し違います。例えば、そこに土があり植物が育てられそうだからやってみる。しかし、土が悪く上手く育たない。だから人間が自然に干渉して土壌改良を行う。結果として植物が育つ。

この人が”自然に手を加える”という部分がオーガナイズに当たると思います。要するに環境です。

ドリブルが上手くないからドリブルを練習する。これはルールの中の話です。なぜドリブルなのか？その状況や適切なスピードや角度など、その場で選択できる方が何となく凄い選手だとは思いませんか？

何を獲得させるのか？

これがとても重要です。小学生の段階では特にルールの中のものを教える必要はないと思います。小学生は頭が柔らかいのでルールの隙を見つけることができます。その発想の方が重要ですね！