練習ってなんだろう？

練習とはなんですか？この質問に簡潔な答えを持っている人は少ないかもしれません。

多くの人は認識が間違っていると思います。

何かを努力し出来ないことができるようになる、これは素晴らしいことだ！と称賛するような傾向が強いです。またこれにより得られた結果を成功体験だ！なんて言っている人もいます。間違いです。

出来ないことが出来るようになるために必要なことは努力などの言葉で説明できるようなものではありません。出来たように見えるのはただ単に慣れたからです。

出来てはいないけど慣れたからそんなように見える。これが育成ビジネスです。塾も似ていますね。◯◯大学合格◯名なんて張り紙が毎年出ています。

できる範囲で問題に慣れた結果なので元々その大学に行ける程度の学力があったと思います。本当に学力が上がるならドラゴン桜のようなことが起こらなければなりません。そうではないのであればそれは単に問題に慣れただけです。

サッカーのドリブル塾もできるようになるのではなく慣れた結果です。そのようなところに通っている子を観察すると自分より劣る能力の子には勝てますが、自分より身体操作が上手い子、身体的な優位性がある子には負けます。

これでは将来プロになるなんて夢のまた夢です。

出来ないことが出来る、ということは自分が想像し得ないことに触れるということです。例えば、好き嫌いがある時点で嫌いなものには取り組めないので可能性が低くなりますね。

何をやれば良いのか？それは遊んでれば良いですね。指導者がその様子を見ていて身につくタイミングで声を掛け教えてあげれば良いだけです。

出来もしないのに無理に慣れようとすれば変な癖となり抜けません。育成には子離れが最も重要なファクターです。