トレーニングにはいくつかパターンが存在すると思います。一つは反復です。これが1番一般的なものだと思います。
ある一定の条件のもの、動作や状況を反復するドリルトレーニングと言われるものはこれです。
もう一つも反復です。しかし、これは少し印象の違うものとなります。ドリルトレーニングは失敗しないように反復することを重点としますが、こちらの反復は失敗を歓迎します。
ある一定の動作を繰り返しながら失敗を体験します。その失敗は誰にも予想できるものではありません。しかし、自分だけは次何が起こるのか体験済みです。
これがテクニックだったりします。
リフティングが1番わかりやすいです。リフティングを繰り返すといずれボールを落とします。そのボールを落とすときのキック、もしくはバランス、などは作ったものでありません。その結果何が起こるのか?これは失敗であり新たな可能性です。
こうなるとボールはこっちに飛ぶのかー。
これは独自のテクニックになります。反復しているのは身体操作的なものです。リフティングであればキネマティックリンクでしょう。サッカーの全てはリフティングにあります。ボールを落とす時に生まれるのはトラップですね。
失敗しないように回数を多くリフティングしても上手くはなりません。それは失敗を嫌い、失敗しないようなやり方でやっているからです。
しかし、落とすことを歓迎している反復は本来あるべき身体操作を身につけることが出来るのと、新たなテクニックへの気付きがあります。
さて、このもう一つの反復を別の言い方にすると何になるでしょうか?
これは“遊び”と言います。