黄身と白身をかき混ぜで固める卵料理。
今の世の中は全てこれです。サッカーにおいても、スポーツと競技という二つの異なる要素が絡み合っていますが、多くの人はそれをかき混ぜた一つのものと捉えていると思います。
習い事としてはビスネスが成立しているものはほとんどスプランブルエッグ状のものです。
サッカーというのは遊びです。別に手を使っても構いません。なぜならスポーツだからです。一方でサッカーとは競技です。手を使うことはルールで禁止されています。極端な話をするとこの両者を両立させる必要がありますね。
少しイメージをすると透明な立方体の中に流動的な2つのものがあるとします。ここでは赤い煙と青い煙としましょう。二色の煙は流動的に立法の体の中で絡み合い動いています。これをある一面から写真で撮ってみます。そうですね、写真を撮る際は、絵画のフレームを枠としてその立方体の一面がだけが収まるようにしてみましょうか。
するとどうでしょう、写真ではマーブル調の一枚の絵に見えるかも知れません。
これは育成における習い事というビジネスですね。
実際は二色の煙が立方体の中で流動的に動いています。しかし、そう見えるように加工して一面を見せれば、本質からズレたものを信じることになります。
スプランブルエッグのように焼き固めてしまえば、もはや原型を知る由もありません。だから、通用しないんです。
このようなことを言葉で説明しても多くの人は理解することが出来ません。何を言っているんだろう?こんな印象を持つと思います。なぜなら、目に見えているのがスクランブルエッグだからです。
これらを捉えるために必要となるのは、不易流行と克己復礼の実体験の積み重ねです。そうすると凡事徹底の必要性も見えてくるでしょう。
どうでしょうか、この四文字熟語がどのようなことか自分の経験と合わせて説明ができますか?出来なければスクランブルエッグ以外見ることが出来ません。説明できるのであれば、ただ遊んでいるだけに見えるティエラの活動を称賛することができると思います。なぜなら、この活動はこれらのアナロジーだからです。
言葉ややり方では何も学べません。これを知っているのが指導者です。スクランブルエッグを競わせ売っているのは単なるテーマパークのツアーガイドです。
テーマパークのツアーガイドの言う通りに何かに取り組んだってテーマパークを出たら使えません。それでは将来勝てるわけありませんよね?