不易流行
この言葉は人と時間の流れという関係性をものすごく的確に捉えています。
不易とは変わらないもの、そして流行とは変わるものです。この相反する2つの事柄は人が時間とどう関わるべきなのかを表しています。
1人の人ととして生まれたら、それは死を迎えるまで変わりません。人とは不易な存在です。
しかし、その人が時間の中で色々な環境に触れた場合、同じ人であることが難しくなります。人は時間と共に成長します。いつまでも幼稚園児と同じことをやっていて大人になってしまうことは基本的にはありません。
逆に言えば、時間が流れていること、環境が複雑であること、は成長に不可欠だとも言えます。
習い事を想像してください。隣の子と喧嘩をしないように、時間内で決められた課題をクリア出来るように、大人がマネジメントしています。ここに環境が複雑に変化することはありませんね。
時間は流れています。しかし、その時間は時計以外の方法で測ることができるでしょうか?エアコンなどで温度が保たれ、照明器具で明るさも一定です。風もなくただ同じ環境に一定時間閉じ込められます。これてば時間が流れていることが実感できないのではないでしょうか?
何かを教えるということはその教えたことだけは反復され、出来るようにはなるでしょう。しかし成長はありませんので別のことが出来るようにはなりません。
ティエラでは不易流行を繰り返しています。不易を設定して流行を生んでいきます。子供達は知らず知らずのうちに色々なことから不易を見つけていきます。この不易の要素を身につけることができればドリブル突破でもパスを差し込むこともシュートを狙うことも全てできます。なぜなら、これらは流行だからです。