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サッカーから始まる“自分で考えて動く”力

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■ 関税の動きから見える世界の転換

最近、アメリカが各国に関税を課すことで世界経済が混乱しつつあります。

一方で、「対話の余地はある」といった柔軟な発信も見られ、これは単なる経済の戦いというより、各国が自国の在り方を問われているサインとも受け取れます。

今、私たちが考えるべきは、「貿易で誰が得をするか」という損得の話だけではありません。

それによって影響を受ける雇用、地域の産業構造、安全保障、食料の自給率、教育、そして個人の生き方など、本質的な問いかけに目を向けるべき時期に来ているのです。

■ 時代遅れなのは、関税政策か?それとも私たちの意識か?

一部では、関税政策は時代遅れだという声もあります。

しかし、もしも私たちが「自由貿易=進歩的、関税=保護主義的で古い」という単純な二項対立の見方しかできていないとしたら、むしろ私たちの意識のほうが時代遅れなのかもしれません。

なぜなら、現代社会はもはや「自国だけで経済を支えることが難しい人口」を抱えており、今後は成長ではなく“持続可能性”を軸にした社会モデルにシフトすることが避けられないからです。

それはすなわち、「何でも他国に依存すればいい」「便利さやコスト優先で考えればいい」という考えから、

「自分たちの足で立ち、必要なものは自ら育てる」という自立した社会への転換を意味しています。

■ サッカーを通じて“自立”を育む

私たちのサッカースクールでは、この「自立」こそが子どもたちに必要な力だと考えています。

子どもたちはしばしば「ドリブルが上手くなりたい」といった技術的な手段を動機にしてしまいます。

しかし、そうではなく、「自分が何をしたいのか」から行動を始められる子どもを育てたいのです。

行動の原点は、常に本人の好奇心に基づくものであるべきです。

■ 身体を通して脳を育てる

五感を使い、トライアンドエラーを繰り返しながら、脳にフィードバックを送る。

このようなプロセスを通じて、子どもたちは主体的にインプットし、アウトプットする力を身につけていきます。

私たちは、彼らがまるで二重スリット実験の量子のように、誰にも観察されず自由に振る舞える存在であってほしいと願っています。

評価や指示によって行動を決めるのではなく、“自分の好奇心”という内なるエンジンで動く力を持ってほしいのです。

■ 話を聞ける=脳が外に開かれる状態

最終的には「話を聞くことができる子ども」を育てます。

ここで言う「話を聞く」とは、単に人の言葉に従うことではなく、五感と脳の結びつきが深まり、外部の情報を“自分ごと”として受け取れる状態になることです。

これは、私たちが“脳の外部化”と呼んでいる状態です。

このような子どもは、社会や自然の変化、自分自身の内面に耳を澄ませることができるようになります。

■ 変化が起きても、生き抜いていける人材を育てる

これから世界は、「成長」から「再構築」へと舵を切ることになるでしょう。

関税のような政策がその象徴であり、それによって社会の構造自体が大きく変化していく未来は避けられません。

しかし、私たちは恐れていません。

なぜなら、このような育成を受けた子どもたちは、変化に順応する力を持ち、むしろその変化の中で自分らしく生き抜くことができるからです。

今、子どもたちに必要なのは「答えを与えられる力」ではなく、

**「答えがない世界でも、自分なりの問いを立て、歩んでいける力」**です。

サッカーという場で、それを育てています。

まとめ:世界の変化に振り回されるのではなく、変化と共に進む力

私たちは、経済ニュースの中にも、サッカーの練習の中にも、共通する本質的な学びの種があると信じています。

関税政策の裏にある世界の動きは、未来の子どもたちに大きな影響を与えるかもしれません。

だからこそ私たちは、その変化をチャンスに変えられるような、“しなやかで、強い”人材を育てていきます。

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