釣りはマーケティングによく似ています。そして、マーケティングはプレーともよく似ていますが少し異なる点もあります。
プレーの動機には感情がとても大きな役割を果たします。しかし、釣りやマーケティングはその感情的な動機だけではなく他の要素も必要になってきます。
理由は簡単です。相手がいるからです。
自分だけで完結することができるのなら感情だけでプレーすることができます。しかし、魚を釣りたい!と思っても魚は釣られたいわけではありません。釣らないといけない、ということです。
釣りたい!という自分の動機に対して、魚は釣られたいわけではないでしょうからこのままでは上手くいきません。
魚が釣られてしまう状況を作ることが重要になってきます。
何かで遊ぼうとしたときに、1人の子がそれはやりたくない、と言い出します。何とかしてみんなで遊ぶためには交渉し説得する必要があります。やりたいないことをやらせるのは不可能です。ポジティブにやる状況を作ることができれば一緒に遊ぶことができます。
まずは、何で遊びたくないのか聞いてみることが大切ですね。勝てないからヤダ、とか感情的にネガティブな要素が出てくるかもしれません。
では、その子にとって有利な条件を提示してみます。負けないことを担保してあげたらどうでしょうか。そうしたら、感情的な否定的要素はなくなります。さらに、次の遊びは考えていいよ、というようなインセンティブを与えてみたらどうでしょう?少しポジティブになるかもしれませんね。
遊んで見て楽しければ、次はやりたい!と自らの感情で言うかもしれません。
お友達と一緒に遊ぶことと魚を釣ること、マーケティングはよく似ています。
今日の気温、水温なら魚はどこにいるのか?そして今の時間は何をやっているのか?その時間は食事タイム?それともオヤツタイム?遊ぶ時間?というように魚が何をしたいのか、想定していきます。その想定を元に釣りをやってみます。当たれば釣れます。当たらなければ想定を変える必要があります。
これはマーケティングによく似ていますね。
お友達と遊ぶという体験で身についたこと、それは魚を釣るということへ活かすことが出来、そしてそれはマーケティング能力そのものです。
ティエラでは何かを生み出すことができる起業家、改めてサッカー選手を育てています。