どうやったら上手くなるのか?こんなことを言ったりしていませんか?
そんなものは存在しません。存在しないものを求め彷徨っているから時間を浪費し、精神的にも疲弊してしまいます。
好きこそものの上手なれ、という言葉がありますが正にその通りです。
楽しいから続ける、繰り返す、すると再現性が生まれます。そしてたくさんやることでその再現性のあることに気付きます。同じことをやっているぞ!この気付きが上手さにつながります。
では、どうすれば良いのか?
これは簡単です。遊んでいれば良いだけです。遊んでいれば自分で気付きます。しかし、他人から言われたことをやっている子は再現性を他人に作られてしまいます。こうなるともはや自分ではありません。
人は五感によりインプットとした情報を脳で処理しアウトプットします。再現性を他人が作るということはアウトプットの反復です。これによく似たものがあります。それは機械ですね。
人ではなくなってしまう。
サッカーが上手くなりたい!という我欲は人ではなく機械を作ります。これが大きな問題です。
機械にならないために重要となるのは死の概念を理解することです。
目の前の子供を冷静に分析してみてください。本当にプロになりそうですか?足は誰よりも速く、体が強く、頭も良い、そんな子でしょうか?
そうでないなら競争に勝てませんよね?ここで終わりです。これを受け入れることが死の概念の理解につながります。
そして、ドリブルが上手いとか、そんな誰しもが思い浮かぶような競争では勝てない、ここに気付きます。この子が勝つ可能性があるのは、、、
このように個にフォーカスが始まり、本人も自分のストロングポイントを磨いていくことになります。
プロになれるわけない、と認めることでプロになる可能性が生まれます。これも自然の摂理です。
死により他の生物の養分となり最終的に土に戻ります。そして再生します。その植物はいずれ花を咲かせますね!そういうことではないでしょうか。