人によって運動能力は異なります。短距離走、長距離走、跳躍力、遠投力、など比べれば差は出てきます。
短距離走が早くなるために何かをトレーニングする。こんな感じで競争すると足りないものは見えてきます。
しかし、初めにやるべきはそんなことではありません。
能力差を気にせず、同じ遊びを通して体を動かす、この体験こそが初めにするべきとことです。とても重要です。
結局、短距離走が速い子に遅い子が挑んでも勝てません。トレーニングすれば多少追いつくかもしれませんがそれに意味があるのかはよくわかりません。
なぜなら、そんな近くにいる子にすら勝てないのに日本全国と範囲を広げたら勝てない相手は結構多くいると思います。そして元々速い子がトレーニングしたら結局負けるのではないでしょうか?
このようなものに時間を使っても勿体無いですね。
それならば能力に関係なく獲得できるものを獲得してしまった方が良いと思います。
鬼ごっこの中には、短距離走の差も出てきます。しかし、それ以外に、逆を取ること、相手との距離感を保つこと、予測して早く動き出すこと、など色々な要素が複合していることもわかると思います。
このバランスの取り方が個性ですね。自分なりの闘い方、これを獲得することが重要です。手段は何でも良いと思います。しかし、何かを比較し競争させてしまっては一つの条件の中で上手さなどの話になってしまうので意味がありません。
あくまで自由の中で自分なりの視点を育てることが重要です。これが初めにあり、それが身についてから競争したら良いと思います。