暑い日が続きます。トレーニングをダラダラやっても全く意味がありません。子供達もやりません。
ポイント絞ってこれだけはやろう、と1分間だけトレーニングしたり量より質にこだわる必要があります。
大人はやれ!というだけでやりはしませんのでやらされる子供の気持ちは分からないかもしれませんね。
では自分達で話し合ってやりたいことをやろう、といつも通り提案してみると「ケイドロやりたい!」という声が上がり観察していると始まる気配がありません。
どうなるのか?観察を続けるとなんとなく警察役と泥棒役に別れ始めましたが始まりません。
と、誰かが「セミだー!」と叫びました。
途端にみんなが集まり視線も意識もセミに集中しました。
子供達は波のような存在です。海を船で進むと日によってはウネリを味わいます。船は揺れて気持ちが悪くなったりもするぐらい不快です。でも遠くを見ると船酔いしなくて済みます。
大人が怒れば波(子供達)は落ち着きます。しかし、これはネガティブでありストレスがある状態です。一方で「セミだー!」の一言でも波は落ち着きました。これはポジティブでありストレスはありません。
主体性というものですね!
「サッカーやろうよ!」子供達はボールに集まります。とても主体的にサッカーに取り組むことが出来ています。
ふざける、遊ぶ、この辺りの境界にとてつもない成長要素が隠れています。